パーフェクトな君の弱点。



「わかったよ……。文句は受け付けないからね」

「俺が最高の出来にしてあげるから安心して」


なんて、自信満々に笑うからわたしまでちょっと自信がでてきちゃうから善くんはすごい。


「よし、そうと決まれば衣装を着てからとヘアセット、メイクをしてもらうから移動してもらえるかな。本当に助かるよ、ありがとう!」

「いえ……お役に立てるよう頑張ります」

「ゆのたん!頑張ってね!ファイトだ!」


希織ちゃんが目をキラキラさせながらガッツポーズをしてくれた。


うぅ……本当にできるのかなあ。


そう思いながら、用意された淡いピンクがベースでプリンセスラインのふんわりとボリュームのあるスカートに、

後ろの腰元に大きなリボンがついている、見てるだけで幸せになれそうな可愛いドレスを着せてもらう。