【完】遊佐先生の甘い熱






「ダメ。クラス発表もまだ見てないだろ」


「うん」


「見たら体育館直行な!」


「先生、今年もあたしの担任?」





先生を見上げたら。
意地悪そうに、口角があがった。





「自分で確認してこい!!」




とん、って背中軽く押された。
ねえ...だめだよ。
それだけでもドキドキ、心臓が破れちゃいそう。





「またあとでね、せんせ」





ひらひら。
手を振って先生におわかれの挨拶。



なにもいわずに、ふっと微笑んでた。





...先生。
大好き。




あたし、ずっと。
先生の彼女になれたらなぁって、思ってたよ。