【完】遊佐先生の甘い熱






告白なんて、まだするつもりなかった。
卒業式までに出来たらいいなぁくらいで、ぼんやり思ってた。




でも…この心変わりには、飛鳥の存在が大きくかかわっている。




この前。
あたし、飛鳥に会いに行った。



先生のこと相談するため。
…そしたらね、思いがけない言葉をたくさん聞けた。




先生があたしを意識していること。
恋愛だか生徒としてだか知らないけど、あたしのことが好きだってこと。





そんなの聞いたら、今までつっかえてた気持ちが一気にあふれかえりそうで。




もう、止められない。
口に出さないと、今度こそパンクしちゃいそうだったから。






「じゃあわたしとふたりでイルミ見にいこっか、乃蒼くん」


「…茉白とふたり?」


「そんな嫌そうな顔しないでよ…」




ふたりの会話に笑いながら、心の中はざわざわうるさかった。



…あー、どうしよう。
クリスマスなんか来てほしくないのに、はやく終わってほしいって思ってる。




誰かこの胸のドキドキを止める方法を教えてください…。