【完】遊佐先生の甘い熱





やばい。
拗ねてる先生、かわいい…。



めちゃくちゃ頭撫でたい。



…って思ってたら、勝手に手が動いてた。




「…なんだよぉ。解けなかったからって子ども扱い?」


「ふふ…」


「お前のほうが子供のくせに~!」





頭、撫で返された。
髪の毛崩れたけど…幸せすぎて、そんなのどうでもいい。



先生…。
あたし、もう子供じゃないよ。
先生に見合う女性になれるように努力中なの。




だから、子供とか大人とか、突き放さないで…。





「あ、これ答えわかっちゃったかも…」




ちょっと頭捻ったら、できた。
すらって答えを書いて、答え合わせ。



…やった。正解。




「お…頭いいんだなぁ、お前」


「そんな意外みたいに言わないで、先生」




運動苦手だからね。
その分、勉強にパラメーター振ってあるんだよ。





「勉強頑張ってて偉いなぁ、百瀬」


「…なんか、先生ご機嫌だね」