もう手に入れることは不可能に近い。 でもー…だけど。 「私に恋をくれてありがとう。」 スズッ 鼻水を静かにすすりながら言った。 「私、この世界に産まれてよかった。」 私からのメッセージ聞いてください。 届かなくてもいい。 私が一言、言いたいのはー…。 「だってあなたと出会えることができたから。」 私は両手で涙を拭いた。 「…………明日も来るね。」 そう言い残して病院を後にした。