それに、気づいたら敬語取れてない……!? 「それに、僕と先輩じゃ周りからの信頼度が違うから。周りは僕と先輩、どちらの言うことを信じると思う?」 うぬ……これはいっさいわたしに勝ち目なし。 梵木くんもそれをわかってるかのように、すでに勝ち誇った顔をしてる。 うぅ、こんな梵木くん知らない……!! わたしの理想の梵木くんは、いったいどこにいっちゃったの! 「従ってくれるよね、先輩?」 梵木くんが理想の王子様なんて、ぜんぶ撤回!!