だから、壁ドンというかキッチンドンはやめてください。
今すぐ腕をほどいて、私を逃がしてください。
お願いします。
「ここで、クイズの時間で~す」
帷くん、いきなりどうした?
怖い。
微笑んでくれているけど、目が笑ってないし。
「バニラアイスより甘いもの、な~んだ?」
えっ?
「俺の大好きなものだよ。俺のことが大好きなまどかなら、絶対に当てられるよね?」
帷くんが好きそうなもの……
甘いものと言えば……
「あっと…えっと…… 桃?」
「果物じゃないよ」
「チョコケーキ? 練乳? ザラメせんべい?」
「全部は~ずれ」
「それなら……」
「あぁあ~。時間切れ~」
「ホットケーキ? バニラアイス?」
「まどか、覚悟してね」
「……えっ」
「身をもって、答え合わせをさせてあげるから」



