帷くんは秘め事が大好きらしい


「おっ、お腹がすいたの? じゃじゃじゃあ……コンビニに行こうよ」


そうだ、それがいい!

二人だけでお家の中にいると、甘いシチュがどんどん過激化しちゃいそうだし。


「カフェデートもいいかも。グルルカフェはどう? すぐ近くだし、おいしい料理もデザートもそろってて……」


「ダ~メ」


「きゃっ!」


「俺から逃げようとしないの」


帷くんの腕をほどいて、逃げるつもりだったのに。

もっともっと強い力で、ギューってされてる。

まるで愛情の鎖で、囚われちゃったみたいに。


私たち、演技上のラブラブカップルだよ。

ここまで甘くする必要、ある?



「まどかのために、俺が作ってあげる。愛情たっぷりのホットケーキ」


だだだ……だから……

耳元での甘い呼び捨ては、寿命が縮んじゃうんだってば。


抱きしめられたままだし。

心臓がキュン停止したら、ちゃんと救急車を呼んでよね。