「ここにあるのは1セットずつだけど。体育祭でチアを踊ってくれるのは、30人だったよね?」
「厳密にいえば、28人」
「同じ服を30着くらい用意できるものだけ、ここにそろえてあよ。ダンスの発表会の時にチームみんなで着て、もう着ることがないってものが多いかな? 有効に再利用してもらえるなら、喜んでプレゼントしてくれるって」
「帷くん、洋服の手配まで考えてくれたの?」
私なんて、デザインが決まったら買うか発注すればいいって、軽く考えていたけれど……
「チアに使える予算、そんなに多くはないでしょ?」
えっと……それがですね……



