帷くんは秘め事が大好きらしい


えっ?

待って待って。


せっかく描いてくれたのに。

厳しめ審査員みたいな鋭い目で、ビリビリに破いてゴミ箱にポイなんて。


「なんでダメだったの? 3枚とも大人可愛いチアって感じで、素敵だったよ」


「まぁ~。一般的な合格ラインは、超えていると思う」


「それなら……」


「でも、敵は暴走族の総長・東条先輩だよ。まぁまぁレベルで立ち向かっても、絶対に勝てないから」


そっか、そっか。


「ライバルのボスが、強敵すぎってことね」


「ハンガーにかかってる服はね、スタイリストさんや知り合いのダンサーから借りてきたんだ」


「こんなにたくさん?」