帷くんは秘め事が大好きらしい



まどか先輩が大好きという思いは、ごまかしようがなくて。


会いたい。

笑顔が見たい。

触れたい。

独占したい。


暴れ狂う恋愛感情を、俺は抑え込めない。



今だってそうだ。

人気のない細い路地にうずくまり、大好きな人が現れるのを待ちわびている。



俺が大人なら、嫉妬なんかしないのか?

大好きな人の幸せのためなら、自分の恋を諦めることができるのか?



高1の俺は、まだガキで。

恋心のコントロールなんてできなくて。


早く精神的にも大人にならなきゃと、焦ってはいるものの。

どうしても、自分勝手な思いを抱いてしまうんだ。



まどか先輩を、奪われたくない。

副総長にも、他の誰にも。


溺愛しつくして、俺の手で幸せにしたい。


彼女の宝石みたいなキラキラ笑顔、俺だけが独占できたらいいのに。



はぁぁぁぁ~。


秘め恋を貫くの、しんどくなってきちゃったなぁ……