帷くんは秘め事が大好きらしい


「まっ、まどか先輩から?」


驚き顔の帷くんに見つめられ、さらに恥ずかしくなってきちゃった。


「ファーストキスなの。だから私から……」


なんて言いながら、体中が震えてしまう。




帷くんに好かれたくて。

もっともっと大好きになって欲しくて。

大胆行動に出ちゃったけれど……


いざ自分からキスをするとなると、全然ダメ。

羞恥心が募りすぎて、うつむくことしかできない。



壁ドン状態で震えている私に、気がついたんだろう。

帷くんはフッと笑みをこぼすと


「ダ~メ!」


トロットロに甘い声を漏らした。



ドアに手をつく私の腕に、頬っぺたをこすりつけてくる帷くん。

顔の角度を変え、私の二の腕にチュ。


そして……



「大好きな人のファーストキスは、俺に奪わせてね」



腕に唇を滑らせていき、私の唇にキスを落としたのでした。