――エピローグ――



☆まどかside☆



「まどか先~輩、やっと二人きりになれたね~」


私たちが付き合いだして半月。


「ずーっと思ってたんだよ。早くまどか先輩を、俺のマンションに閉じ込めたいなぁって」


帷くんは私を、マンションに招待してくれた。


でもまさか……


玄関のドアがバタン。

鍵がガチャリ。


その直後、靴を履いたままの状態で、襲われそうになるなんて……



『急に仕事がなくなったんだ。まどか先輩に会いたい。今すぐ会いたい。俺のマンションに来て欲しいな』


数十分前、帷くんから電話がかかってきた。