帷くんは秘め事が大好きらしい



まどか先輩の頬に、俺は右手を添えた。


俺を見て欲しくて。

綺麗な瞳で、一生俺だけを見つめて欲しくて。

戸惑いながら顔を上げたまどか先輩と、視線が絡む。


手の平に伝わるまどか先輩の頬の温度を慈しみながら、ソフトクリームより甘々な声を吹きかけた。



「俺のかけがえのない人に、なってくれるの?」




「……うん」





なにこの、可愛すぎる生き物は。


いつも大人っぽく笑ってる先輩なのに。

顔を真っ赤にして。

瞳をウルウルさせて。

恥ずかしそうに頷いてくれているなんて。


可愛いを通り越して、拝みたいほど尊いんだけど。

どこまで俺を沼らせれば気が済むの?