「お説教はやめてよね。吐き気がするから。まぁでも、帷探偵が犯人を問い詰めるのもここまで。帷くんは私が黒幕だってことをまどか先輩に言えない。言えるはずがない」
「……心を許していた後輩に、実は裏切られていたなんて。まどか先輩が知ったら、どれだけ悲しむか」
これ以上まどか先輩のハートに、苦しみの矢を突き刺したくなはい。
でも……
誤解されたままというのが、どうしても嫌だ。
俺がまどか先輩を裏切ったって。
「帷くんとは別の男・暴走族の副総長からのデコチュ写真。ネットにあげたら、アンチの声は今以上に大きくなって。生徒たちからのいじめもエスカレートするでしょうね。女子の妬みややっかみは、いじめの原動力だから」
「その写真は、ネットにあげない約束で……」
「全部の衣装をズタズタにしなかった男が、よく言うよ。それなら別の交換条件を出してあげる」
「別のって……」
「帷くんは今後一切、まどか先輩と関わらないこと!」
「……それは」



