帷くんは秘め事が大好きらしい


「モモちゃんも笑ってよ。私はチアを踊ること、楽しみで仕方ないんだから。暗い顔ばっかりしてたら、ハッピーは逃げちゃうでしょ」


「はぁぁぁぁ、もう! どこまでもスマイル信者なんだから、まどかは」


「アハハ~、褒められた」


「褒めてはない」


「能天気で羨ましいって、よく言われるよ~」


「ドヤ笑顔でピースやめろ。心配してるの、こっちは。無理して笑ってばかりいると、メンタルが闇に沈んで溺れ死ぬよ」


「私、無理なんて……」


「辛い時は辛いって、ちゃんと吐き出しなさい。恥ずかしいなら、小人並みのヒソヒソ声でもいいから」


「……」


「私はね、まどかのSOSの声がどんなに小さくても、聞き逃さないようにしたいなって、いっつも思ってるんだからね」


「……モモちゃん」


「まどかが踊りたいって言うならしゃーないな。非難の矢が飛んできても、私が盾になってあげる」


何それ。

私に、うれし泣きさせようとしてる?

ほんと良い人なんだから、モモちゃんは。