帷くんは秘め事が大好きらしい


あぁ~、それね。

モモちゃんにも、同じような忠告をされた。

自分の時間を、他人にために使いすぎだって。


モモちゃんも松岡くんも、私が優しい人だって捉えてくれているみたいだけど……

そうじゃない。

他人のためじゃないよ。


「私は、自分のためにしか生きてないよ」


はぁぁぁ~。

言葉にしたら、自分が薄汚い人間に思えてきちゃった。

情けないなぁ……

私はベッドで寝ころんだまま、顔を松岡くんと反対の方に逃がす。


「自分のため? どこが? 副会長やってた時だって、生徒のために雑用ばっかりしてて」


だから、生徒のためじゃない。

全部、自分のためなんだって。