帷くんは秘め事が大好きらしい



急に真っ暗。

モグラになった気分だよ。


モゾモゾモゾ。

掛け布団から、私は顔だけを出す。



ベッドを囲むカーテンを、全て閉めだした松岡くん。

私の顔の横あたりに椅子を置くと、不機嫌顔で腰掛けた。


あの……

えっと……


「保健室に連れてくるほどヤバかった? 私」


「ここ数日、10回はフラっとなってた。俺が見ただけでも」


あぁ、覚えがあります。

立ち眩みっていうものだね。

一日に何回も、軽いめまいに襲われていたっけ。


松岡君に見られていたんだ。

恥ずかしすぎ。



「最近、ちょっと寝不足で……」


「聞いていい?」


「……うん」


「川島って、誰のために生きてるの?」


「えっ?」


「自分の人生なんだから、もっと自分だけのために時間を使いなよ!」