ステラの蚊の鳴くような声と、身体の華奢さに気の弱そうな瞳。守りたくなる要素のオンパレードだ。


好きなものは何でもしまい込んでしまう性質のジオにはお似合いである。


「議会ではキドナ国から来た花嫁がジオを暗殺するんじゃ?みたいな予想もありましたよね」

「あったな。でも子兎ステラじゃ、絶対無理!」

「そもそも暗殺と盾魔法は相性最悪ですからね」

「しかもジオは、俺とサーシャの愛による特別体質だ」

「レオ様とサーシャ様は最高です」

「それな。俺とサーシャはいつだって最高」


ジオに命の危機など微塵もないことを確信したレオナルドとルキナは、顔を見合わせてクスクス笑った。