「そんなこと息子に教える父親いないよ!放っといてマジで!」

「まずベッドではな」

「マジでやめて?!聞きたくなぁい!」

「レオ様とサーシャ様の床上手なお話聞きたいですー!」


父親と母親がベッドでどう過ごしているかなんて、知りたいものではない。


だが、レオ様親衛隊に所属するほどレオナルドファンのルキナはレオナルド情報なら何でも聞きたがった。


ちなみにルキナは、レオナルドとサーシャの国王夫婦推しである。


「ルキナ、こんなこと俺から聞いたって親に言うなよ。俺が怒られる」

「了解です!」

「俺の親、レオだよな?!」


ジオの抵抗空しく、父親直伝のいやらしい情報が頭に植え付けられた。