ステラがあたふた周りを見渡せば、レオナルドも団長もニヤニヤ笑い、ルキナとサーシャは手を握り合って期待に満ちた瞳を輝かせた。 ジオはステラの頬に手を添えて、おねだりの小首を傾げた。 「聞きたいな、誓いの言葉」 「ジオ様が、そうおっしゃるなら……」 ジオに極めて従順な花嫁は、彼の瞳を見つめて頬を薄紅色に染めた。ステラの小さな声を聞き逃さないように、レオナルドが手を上げると、結婚式に参列した人々が口を閉じる。