星屑の光が降り注ぐ城下町の広場で、カルラ国民全員が見守る盛大な結婚式が開催された。 星空の似合うステラのために、星が瞬く時間を選んだ。 町にいくつも刻まれた光魔法を発動して、広場には温かい光が満ちていた。 ジオとステラの最初の結婚式は、政略結婚であったために粛々と小さく行われた。 だが今回はジオがカルラ国民全員にステラは俺のもの!を見せつけるための大規模なものとなっていた。 大事なものはしまい込みたい性質のジオだが、牽制として見せびらかすことも覚えた。もう優しいだけの男ではない。