「ジオの情緒不安、若い頃のお前そっくりじゃねぇか」
「俺はあんな独り占めしたがったことない。子どもみたいに」
団長はクスクス笑って隣のレオナルドを突きながら、カルラスープを口に運んだ。
「嘘つけ、サーシャ可愛いから誰も見るな!って周りに風鎌切りまくってたの誰だよ」
「さあ、忘れた。まあ今もサーシャの可愛いところ見るのは、どうあっても俺だけだけど」
レオナルドが飄々と過去を忘れたフリをして、カルラスープを食していると、ルキナがジオに食って掛かった。
「おいジオ!独り占め禁止令は続行中だからな!サーシャ様のご命令だぞ!」



