「カルラン様に永劫お約束したカルラスープの提供や祭りは続けます。 でもカルラン様の目に人間が映らなくなる」 「ぐっ……悪どいではないか……お主を捕まえておけば」 「もちろん俺自身も封印します。俺を見つけて封印を解かせるのは簡単じゃないですよ?何十年でも逃げ続けてやります」 ジオの低い声と、光なく暗い真剣な瞳にカルランはついに黙った。本気だ。 (此奴は本当にどこまでも逃げそうじゃな……え、追うの面倒)