「母が亡くなってしまったのです」 「不幸じゃったな」 「はい……母が本当は何を考えて自殺なんてしたのか。どうしても知りたくて」 「時を戻せと?残念ながら我にもできんことはある」 「そ、そうですよね」 顔が鳥で体が人間の鳥人間であるカルランは見るからに恐ろしい。 そんなカルランに胸の前で一生懸命両手を組み合わせて願いを述べたことは、ステラの精一杯の勇気だった。 (ステラが自分のために何かを欲しがったことなんて、今まで一度もない。なんとかステラの願いを叶えてあげたい)