「や、やってみます」 ジオに従順なステラは手の平の上に乗せた漆黒の小さな玉に向かって口を開いてみた。 何でもいい。一歩前に踏み出すきっかけが欲しかった。 「あの、カルラン様?お会いしたいのですが、ご都合いかがでしょうか」 「可愛い。そんな呼びかけされたら俺なら絶対来ちゃうな」 「同感だな」 「「カルラン様?!」」 湖畔の上に堂々と舞い降りたカルランに、ジオは背後を取られて肩が飛び跳ねた。神様の気配は全く読めない。