ジオが頭の上に乗った赤い鳥に語り掛けると、赤い鳥は無視して飛んで行ってしまった。 「あれ?違ったか」 どこでも見られているような気がしていた。だから、あの赤い鳥はカルランの仮の姿なのだとジオは思い込んでいた。だが、違ったみたいだ。 「いつでも見てる、か。そうだ!ステラ、あれ、あれ使ってみない?」 「あれって何ですか?」 ぐじぐじ泣いたステラの顔をぐいっと服の袖で拭いてやったジオは、一歩外に出ようとしたステラに笑いかけた。 (ステラだって頑張ろうとしてる。俺も力になりたい)