訓練場の地面に背中をつけさせられたジオは、顔の横にグッサリと剣を刺された。 「お前、剣だけは弱すぎな」 「そうなんだよ、こうなんだよ、俺の中の女ってこうなの!」 「どうだよ?」 ジオは訓練場の地面に両手両足を投げ出して寝転び、青い空を見上げた。ルキナはジオの横にしゃがみこんで情けない幼馴染の愚痴を聞いてやる。 ステラの前では務めて澄ました顔を通したジオであったが、内心では爆風が吹き荒れていた。