息子が一人の女を守るためだけに強烈なエゴを得たことを、レオナルドは誇らしく思う。 一人を絶対に守り切る優しい男は、みんなを守れるように強くなる。 「お前のステラを守りたい気持ちで、国のみんなが人であって人じゃない化け物から守られる。 お前のエゴに俺は心から感謝する、ジオ」 レオナルドの風魔法に運ばれて、ステラを抱いたジオはカルラ国の王城の真上に舞い戻った。