ステラの頭をくしゃくしゃに撫でたジオは、いってきますと爽やかに笑った。 「昼頃、騎士団に来てくれる?一緒にご飯食べよ」 「は、はい。伺います」 爽やかな風を背に背負って、お仕事に出かけた夫を見送ったステラは用意を済ませてさっそく花嫁のお仕事にとりかかった。 (暗殺を悟られないように、まずは花嫁の信頼を得ないと) ふんと息をついて気合十分のステラが夫婦の寝室の隣、物置部屋に入った。 「これはすごい」