ハァとクソデカなため息を吐くジオに、ステラは首を傾げた。 よくも暗殺なんて!と怒るところではなかっただろうか。ジオは膝の上に横抱きに乗せたステラを再度ぎゅうぎゅう抱き締める。 「俺の首に触りたいって言ってたのそういうわけか、締めるつもりだったの? ステラの細い腕で絶対無理じゃん」 「今思えば、そうなのですが」 「でも、俺全然、気づかなかった。危ないこととか何かあった? ステラ、暗殺の才能なさ過ぎるよ?」 「そ、それはそうかもしれませんが」