「そうなんだ?身代わり花嫁さん?別にステラがどこの誰でもいいよ? そうじゃないかって予想も前からあったんだ実は」 ステラが言えなかった秘密の一つをジオは軽やかに許容した。 ジオを見ていると大したことではないように聞こえてくる。 だが、政略結婚のはずの花嫁は身代わりだった!はなかなかの暴露だったはずだ。 ジオはあまりにしなやかだった。 「ステラの秘密ってそれだけ?」 「あ、いえそのまだあって」 「じゃあ次、どうぞ」 にこやかに笑うジオだが、これはきっと怒られる。