この祭りが終わったら、ジオに秘密を告げようと決めたステラの心はカルラ国にきて今が一番軽かった。 軽くなったステラが漏らす自然な笑みは、小さくてささやかで愛くるしくて。瞬きしたら取り逃してしまいそうな星の光みたいに尊くて。 ジオはずっと胸に恋々が募り続けて、限界を超えていた。 「ステラ、やっぱり俺もう我慢できない」 「あ、ジオ様?!」