「封印魔法が使えるのは俺だけなんだ。 でも封印反対な気持ちがあるからか、まだカルラ国全体を封印できる魔法は完成してなくて。 できないのは優し過ぎるからって団長には言われてて……」 ジオは団長と共に封印魔法訓練を続けているが、成功したことはない。ジオの想いがとめどなく流れた。 「石碑の用意は着々と進んでるけど、俺だけ取り残されてる感じでさ。 優し過ぎるって褒められてるようで。 俺には弱点だよ」