「ほ、本当ですか?ありがとうございます」 手紙を受け取ったステラは真っ赤に泣き腫らした目でまだ鼻詰まりの声だったが、パッと顔をほころばせた。 (やっぱり嬉しそうな顔、すごく可愛い。いっぱい見たい) 泣き顔大好きのジオが後ろめたさなく、笑い顔にほっこりした。 ステラがジオの隣で隠さず手紙をワクワク開け始めた。 気を許したその行為が嬉しくて、ジオも何の気なしにその様子を眺めていた。 だが、封を破いた瞬間に、ステラの顔が凍った。 手紙の中からバラバラと 落ちてきたのは「髪の毛」だった。