ジオがずっと手を握ってくれて、優しく指で手の甲を擦り続けてくれていた。 もう罪悪感に押しつぶされそうなステラはジオの優しい瞳に絆される。 (言ってしまいたい。言ってしまって、楽になりたい。ジオ様になら死刑を命じられても喜んで応えられる) ステラの縋るような涙目にジオはお腹が疼く。ステラの心の中を聞きたかった。 彼女が何を抱えているのか、教えて欲しかった。 ステラはジオに全て打ち明けてしまえば、たとえ死ぬことになろうともこの罪悪感からだけは自由になれる。