ベッドの端に座って泣き続けるステラの手を握って、ジオはステラの前に跪いてずっと泣き終わるのを待っていた。 (ずっと泣いてて、ずっと可愛い。でも、ずーっと心配……そろそろ俺のこと頼ってくれないかな) 可愛くて可哀想で心配で苦い。 そんな想いがジオをぐるぐる回った。ジオはステラの涙をじっと見続けていた。 「泣いてる理由、俺には言えない?」