カルラ国にどれほど酷い攻撃を仕掛けて蹂躙するかを計略するキドナ国王とユア王女に震えが止まらない。 いつの間にかステラの青い瞳からつらつらと涙がこぼれてしまっていた。 「ステラ、身代わり花嫁として嫁ぎ、王太子を暗殺しろ」 「暗殺に成功したら、母親の命だけは助けてあげるわ。 失敗したり、暗殺の使命を人にバラしたりしたら……って、後はわかるわよね?」