泣き顔には正直、心底昂ってしまう。 でも、泣かせたいわけじゃない。ステラの流れ星みたいに一瞬の笑顔の輝きだってもっと、たくさん見たい。 「ステラ、俺が寂しくさせないから。泣かないで?」 ジオは眠ったまま静かに涙するステラの腕を取って、優しく横に抱き上げた。 しっかりと腕の中にいると確認しないと本当にここにいるのかわからなくなってしまいそうなほど軽い彼女を抱いて、ジオはベッドに彼女を優しく横たえる。 「って、あ、これマジで?」