ジオが恋々で彩る視界でステラを見つめていれば、ステラの全てが可愛かった。 星明かりの薄暗い部屋で、ジオはずっとステラを眺めていた。 (あーもう可愛い、大好き。ものすごい好き。もっと、仲良くなりたい) ジオがステラへの恋心を咲かせていると、ステラの眉がぎゅっと寄った。目を覚ますのかと思ったが、ステラはか細い声で寝言を言いだした。 「……お、か……さん」 (お母さん?)