ジオが素直に頬を染めるのを目撃した議会の大人組たちは胸をホカホカさせた。 騎士団長の隣で幼馴染みのルキナが堂々と腕を組む。ルキナは懐かしそうに目を細めた。 「ステラを誰が嫁にもらうかの議会では揉めたけどな」 「もう何回もやめて、その話」 「武勇伝だろ?」 「お前がからかいたいだけだろ?やめてマジで」 ジオがその時の議会の様子を思い出して顔を両手で覆って耳を赤くする。 (((あのジオが本気で恋してる)))