(えーあーなにこれ可愛い。起きてるとき言えばいいのにって俺すごい舞いあがってるかもどうしよう顔ニヤける)
ジオはニヤけてしまう口元を根性で引き締めた。
ジオは腕の中のか弱い花嫁をベッドに運んで座らせ、二人で並んで隣に座るとベッドが沈んで軋んだ。
隣に座って俯いたステラをジオは下から覗き込む。彼女の細い両手を掴んで、自分の首に添わした。
「はい。俺の首、好きなだけどーぞ」
「あ、その、もういいです!はしたないことを言ってしまって、私どうかしてました」
ステラが顔をますます赤くして首に触れた両手を引こうとするのを、ジオは許さなかった。
「もっともっと、どうかしててよ」



