ジオは夜に起こされた衝撃の理由に、あっと口が開いた。理解が追いつかなかった。 (ステラは俺の首がお好き?) 寝ぼけてましたとか、怖い夢を見てしまって起こそうと思ってとか、良い感じの言い訳はいくらでもあった。 その中で首に触ってみたかったを選んだステラのチョイスは、ジオを惑わすのに絶妙だった。 部屋の真ん中で、ぷるぷる中のステラを横抱きにしたままジオは天井を仰いだ。ジオの花嫁は意味不明だ。 だが、なんか可愛い。