その場で影のように潜もうとしたステラだが、ステラの背中に反応した壁が「大好き――!」とデカい声で叫ぶ。ステラはビクついた。
「あ」
気配を消すつもりが子どもたちの視線がステラに集まってしまった。
「あ!ジオの花嫁さんだ!」
「ほんとだ!この前会ったよね!ねぇねぇジオの花嫁さん?!」
「は、はい。この前は花冠をありがとうございました」
「いいよ!またあげるね!ねぇ花嫁さん!」
花嫁さんの単語に子どもたちは目を煌かせてステラに寄ってきた。子どもたちはステラのスカートの裾を引っ張って引っ張って大声を上げる。
「ねぇ花嫁さんって赤ちゃんできるんでしょ?!赤ちゃんいつ来る?!」



