ステラの祖国、キドナ国の荒っぽさはステラも身に染みてよく知っている。ステラも望んでではないが、その手先なのだ。 (キドナ国は、こんな穏やかな国と戦争しようとしてる……でもジオ様を暗殺して、その引き金を引くのは、私なんだ) 子どもたちと話すジオの邪魔にならないように、ステラはスススと壁際に寄る。 町を歩くと誰もがジオに声をかけていくので、ステラは姿を消すように静かにすることが多かった。 光り輝く彼の隣にいるのは、後ろめたい。