「また今度ね」 「約束だぞ!」 少女はふと立ち止まってジオににぱっと笑顔を振りまいた。 「あ、ジオこれあげる!」 「ありがとう」 ジオの手に作りたての花冠を押し付けた少女は元気に階段を上って行った。 団長とジオは健やかな明るさに満ちた少年を見てふと口元がゆるむ。 「俺が守るべきものなんて決まってる。 両親、友だち、町の人たち、それにステラ」 「はい模範解答!!」