ステラがきょとんとしてジオの腹の上に跨ったまま座ると、むくっとほんのり薄紅色の頬をしたジオが起き上がった。 「ジオ様?!お元気でいらっしゃる!?」 「お元気だよ?」 ジオは身体に乗っているステラの脇を抱き上げてヒョイと持ち上げ、地面に優しく座らせた。 胡坐をかいて座り直したジオは、地面にペタンと座り込んだステラをはにかんで見つめた。 「あの、これくらいで死なないよ?」 (あの猛毒が「これくらい」?!)