ステラに地面に押し倒されて仰向けに青空を見上げることになったジオは大変だった。
「ちょまっステ!マジでゴッホごほッごほ!」
喉に水が咽せて苦しいわ、お腹の上にステラが乗って来て軽さや胴体を跨ぐ太ももの感触が艶めかしいわで大忙しだ。慌てに慌ててジオの咽せる喉が一向に治らない。
(ちょ、ステラ待って乗らないでなにこれ俺襲われてる?!)
「ジオ様?!苦しいですか?ああ、どうしよう?!私のせいでジオ様が死んじゃうー!」
「ごっほ!しなな!」
寝転ぶジオに馬乗りになったステラは半狂乱でぼたぼた涙を零して泣き始めた。



