ステラがまだ水面の上に立っていることを受け入れきれないうちに、ジオが手を引いて歩き出す。 水の上を歩くのは怖いのに、 ジオの引いてくれる手には安心があって、 ジオが楽しそうに笑うと恋々が鳴く。 ステラはあっちこっち心の様子が飛んで忙しくて、暗殺のことなんて考えられなかった。 「湖の真ん中まで行こうー!」 「そんなところまで行ったら溺れます、溺れますよジオ様!」 「落ちないってば!」