ジオの言うことがわからずステラが小首を傾げる。 ジオはステラの小首傾げの仕草にまた口をむごむごさせてはにかんだ。ステラのすることがいちいち可愛く感じてしまう。 ジオはステラの手を握ったまま、湖の水面の上に一歩足を踏み出した。 そのままジオは水面の上に悠々と立った。ステラは高速で瞬きを増やした。 「え?」 「ステラもおいで?」 「でも」 「俺のこと、信じて?」